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産近甲龍は公募推薦で受験できる?他の入試方法との違いやメリットを解説

産近甲龍は公募推薦で受験できる?他の入試方法との違いやメリットを解説

関西で人気の私立大学、産近甲龍。京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学の4つの大学の頭文字をとって産近甲龍と呼ばれており、合格を目指している高校生も多くいるでしょう。

「産近甲龍を目指しているけれど、公募推薦ってどんな仕組みなの?」
「産近甲龍の大学を公募推薦で受験したいから難易度が知りたい」
「産近甲龍の大学それぞれの公募推薦での特徴を知りたい」

産近甲龍の受験を考えている方の中には、上記のような悩みを抱えているケースも多いのではないでしょうか。

本記事では、産近甲龍の大学に公募推薦で合格を勝ち取りたい学生向けに、公募推薦のメリットや難易度について解説します。

この記事を最後まで読むことで、産近甲龍の大学ごとの公募推薦の違いや、合格するために準備しておくべきことが理解できるでしょう。



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産近甲龍とは

まず最初に、産近甲龍のそれぞれの大学の特徴を紹介していきます。

京都産業大学

京都産業大学の特徴は、アントレプレナー育成プログラム、キャリア教育、進路・就職支援に注力しており就職に強いところです。

学生1人あたりの求人社数は5.52社であり、これは全国平均の1.83社と比較し大きく上回っています。さらに、学生卒業後の進路把握率100%を誇り、手厚いサポートを実施しています。就職でさまざまな選択肢から決めたい人におすすめです。

近畿大学

近畿大学は15学部49学科+短大+通信と幅広い学問を学べる機会があり、生徒数35,227人(令和6年5月1日時点)を誇る西日本最大の総合大学です。

2022年4月から近畿大学発のベンチャー企業支援プログラム「KINCUBA(キンキュバ)」を開始しました。学生時代に起業したい人や起業仲間を見つけたい人におすすめです。

甲南大学

甲南大学の特徴はミディアムサイズな総合大学であることです。生徒数約9,000人であるため生徒1人ひとりにあった進路サポートが可能になり、また学部数が少ないため学部ごとの垣根が低く交流が盛んです。

2024年4月から学部の枠を超えてグローバルな人材を育成する「グローバル教養学環(STAGE)」が設置されました。世界を舞台に活躍したい人におすすめです。

龍谷大学

龍谷大学は380年以上の歴史があり、生徒数は約20,000人を誇る総合大学です。また浄土真宗の教えを基本とし、さまざまな価値観に対して寛容である精神を養い、多様性を尊重する価値観を学べるのが特徴です。

浄土真宗の教えに共感し、さまざまな価値観を持った人と交流したい人におすすめです。

公募推薦とは

公募推薦とは「学校推薦型選抜」とも呼ばれており、大学が定める条件を満たして、かつ高校の校長から推薦を受けた人が受験できる入試方法です。

指定校推薦とは受験資格が異なるため、以下で詳しく解説します。

推薦入試内容
公募推薦(学校推薦型選抜)大学の条件を満たし、学校長からの推薦を得られると誰でも、どこの大学でも受験できる入試方法。
指定校推薦大学側が指定した学校の学生にしか受験資格がない。

大学が定める条件は大学ごとに詳細は異なりますが、一般的には高校をすでに卒業した人もしくは、大学の入学までに卒業見込みである人が対象になります。詳細は大学のHPから受験資格を確認してください。

また、高校の校長からの推薦は、評定平均に加えて、日頃からの生活態度に問題がないかどうかが重要になります。

評定平均とは、高校1年生〜3年生までに履修した科目の成績の合計を全科目数で割った数値です。生活態度は、遅刻や欠席数、授業態度などを総合的に判断されたものです。

一般入試や指定校推薦とは、性質が異なるため間違った認識にならないように注意してください。

他の入試方法との違い

公募推薦はどこの高校に在学していても、条件さえ満たせば受験資格が与えられるのが特徴です。

一般入試でも高校問わず受験資格はありますが、公募推薦は大学側の条件と学校長からの推薦を得ないと受験資格が発生しないため少し異なります。

似ている受験方法で指定校推薦がありますが、公募推薦とは受験資格が異なります。指定校推薦は、大学が認めた高校に在学する生徒にしか受験資格がありません。そのため、指定校推薦は受験できる大学が高校ごとに差が生じますが、公募推薦はそもそも受験ができないという心配はありません。

公募推薦で受験するメリット

公募推薦で受験するメリットは大きく2つあります。

再受験できる

1つ目は、志望する大学に再挑戦できることです。

公募推薦は、11月〜12月に試験が開催されるため、もし公募推薦の受験で不合格になっても、翌年の1〜3月に実施される一般入試に再受験できます

志望大学が明確に決まっている方や、第一志望の大学に専念するために滑り止めとして合格しておきたい方に公募推薦はおすすめです。

早期に合格を勝ち取れる

さらにメリット2つ目は、年内に合格ができる点です。

公募推薦は試験が11月中旬〜12月初旬に実施され、合格発表も12月と試験から合格発表までの一連が年内に終わります。そのため、一般的な受験シーズンである1月〜3月を待たずに大学合格を勝ち取れます

大学受験は精神的にも肉体的にも疲弊するため、できるだけ早く終わらしたいのが受験生の本音でしょう。早期に合格を勝ち取れるのも公募推薦の魅力の1つです。

公募推薦の難易度

産近甲龍における公募推薦の難易度は、一般入試と大きな差はありません。

(参考)経営学部の倍率

大学公募推薦の合格倍率一般入試(前期)の合格倍率
京都産業大学2.5倍2.6倍
近畿大学4.6倍4.2倍
甲南大学7.4倍3.9倍
龍谷大学7.6倍6.8倍

※参照
近畿大学:公募推薦 一般入試
京都産業大学:公募推薦 一般入試
甲南大学:公募推薦 一般入試
龍谷大学:公募推薦 一般入試

産近甲龍の公募推薦では、評定平均が不問の学科や受験方法が存在しており、試験結果が合格最低点を上回っていれば合格できる選考方法があります

推薦入試であれば書類選考や部活動での成績、小論文、面接の準備が必要になり、高校生活を通して成績や生活態度が優秀であることが求められます。一方で、評定平均を含めない受験方法を選択すれば、高校3年生の夏以降に挑戦しようとした際、学力さえあれば合格することもできるでしょう。



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産近甲龍の中で公募推薦が利用できる大学

産近甲龍の中で公募推薦が利用できるのは4大学全てです

出願資格は4大学ごとに表現は異なりますが、基本的には「大学の理念に共感し、高校を卒業する見込みがあり、学校長の推薦を受けられる人」になります。しかし、選考方法は大学ごとに異なるため、以下の文章から参考にしてください。

京都産業大学の選考方法

京都産業大学の選考方法は2種類あります。

総合評価型(試験+調査書)もしくは、基礎評価型(試験のみ)のどちらかの選択が必要になります。

評価方法試験内容詳細
総合評価型文系:英語100点+国語or数学100点+調査書100点 理系:英語100点+数学100点+調査書100点試験と調査書(資格や部活動の成績)を総合して判断
基礎評価型文系:英語100点+国語or数学100点 理系:英語100点+数学100点試験の結果のみで判断

近畿大学の選考方法

近畿大学の選考方法は、個別学力試験です。

試験(実技、小論文、面接を実施する学部もあり)の得点と出身高等学校もしくは中等教育学校の調査書を総合して合否を判定します。

評価方法試験内容詳細
個別学力試験2科目(学部により異なる)英語+国語or数学or理科

試験科目は2科目あり、学部ごとに採用される教科に差があるため、自分が希望する学部がどの科目を対象にしているのかあらかじめ確認しておきましょう。

また、1度の試験で他学部と合わせて受験も可能です。併願の制度をうまく利用し、自分が行きたい学部の合格を勝ち取りましょう。

甲南大学の選考方法

甲南大学の選考方法は個別学力試験を行う教科科目型とグループワークや面接を行う個性重視型などがあります。選考方法は以下の通りです。

評価方法試験内容詳細
国語評価英語150点、国語150点、調査書50点、志望理由書・自己推薦書15点調査書は全体の学習状況を10倍
数学評価英語150点、数学150点、調査書50点、志望理由書・自己推薦書15点調査書は全体の学習状況を10倍
個性重視型など書類審査グループワークのある学部学科については、学部に関する知識があるか問われます
面接、グループワーク(一部の学科のみ)

1次選考の試験は学部によって異なります。自分が希望する学部がどの科目を必要としているのかあらかじめ確認しておきましょう。

龍谷大学の選考方法

龍谷大学の選考方法は大きく5つに分かれます。選考方法は以下の通りです。

評価方法試験内容詳細
スタンダード方式試験+調査書試験200点と調査書50点で計算
英語資格試験利用方式試験+英語資格試験英語資格試験の結果を100点に換算します
2科目方式指定した2科目指定した2科目も合計で判断
高得点科目重視方式指定した2科目高得点の科目を2倍に換算します
英語重視方法英語+国語英語の得点が3倍に換算します

1回の試験で複数の学部に出願できるため、自分の得意な選考方法で受験しましょう。

最大で6出願できるため、合格のチャンスを広げることをおすすめします。

産近甲龍に合格するために準備するべきこと

産近甲龍に合格するために準備するべきことは3つあります。試験で高得点を取ることも大切ですが、大学の理念や採点方式を理解しておくと良いでしょう。

公募推薦を利用して合格を勝ち取りたい方はぜひ参考にしてください。

志望動機が明確である

公募推薦は学力のみが問われる選考方法もありますが、調査書や面接が設けられる大学もあります。そのため、書類選考や面接で志望理由を問われた際にしっかり返答できるように明確にしておきましょう。

志望動機が明確であれば、受験勉強のモチベーションが下がった時や迷った時の道標にもなります

志望大学の理解度が高い

大学ごとに選考方法は大きく異なります。一度の受験で他学部も併願できるのか、配点が大きい科目はどれなのかなど、事前に調べておきましょう。

特に、受験科目は学部や文系・理系によって差があるため、自分はどの科目を勉強する必要があるのか知っておくことが大切です

スケジュールを管理する

公募推薦の受験シーズンは11月〜12月と一般入試より前です。そのため、9月ごろから受験する大学、必要書類、受験科目、選考方法などを各大学の公式サイトで確認しておきましょう。

公募推薦の一部では学科試験に加えて、面接や小論文が実施されます。そのため普段の勉強とは違った力が必要なので早めに対策しておく必要があります。



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まとめ

公募推薦は、大学の定める条件を満たし、学校長の推薦を得られればどこの大学でも受験できる入試方法です。産近甲龍の大学であれば面接や小論文、評定平均を問わない受験方法が多く設置されているため、部活の成果や内申点を気にして諦める必要はありません。

また、一般的な推薦と同じ評価方法で、面接や調査書と学科試験の結果を合わせて合否判定する方式も産近甲龍の公募推薦には存在します。

志望大学の出願資格や選考方法を確認して、自分の実力がより発揮され、合格率が高い受験方法を選択しましょう。

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