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大学の学部ってどう選べばいいの?失敗しない学部の選び方とは

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大学の学部ってどう選べばいいの?失敗しない学部の選び方とは

「大学名を優先すべきか学部を優先すべきか分からない」
「自分が本当に学びたいことが分からない」

このような悩みを抱えていませんか?

大学には今まで聞いたことのないような名前の学部がたくさんあるので、何を学ぶのかが分からず、どの学部が自分に向いているのか判断できないことも多いでしょう。

実際、高校生の時になんとなくで学部を選んでしまい、入ってから「思っていたのと違う…」と頭を悩ませている大学生は少なくありません。

この記事では、大学に入ってから後悔しないために、失敗しない学部の選び方や学部ごとに学べる内容などを紹介していきます。最後まで読んで大学の学部選びにお役立てください。



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学部と学科の違い

まず最初に「学部」と「学科」の違いについて説明します。「聞いたことはあるけど違いがよくわからない」という高校生も多いのではないでしょうか。

学部と学科の違いは、「単位の大きさ」に違いがあります。まず、一番大きな単位として大学、その次に学部、その次に学科や専攻と続きます。大きな枠組みとして学部があり、それをさらに細かく分けた専門分野を学科といいます。また、学科よりもさらに細かく分類したものが専攻となります。

例えば、経済学部金融学科と言えば、大学の中の経済学部で経済を学び、その中でもより専門的な内容を金融学科で学ぶ、という具合です。

失敗しない学部の選び方

大学受験を控える高校生、失敗しない学部の選び方

大学の学部選びに失敗しないためには、“自分を深く知ること”が重要になります。

自分のことをしっかりと理解している状態であれば、自分の目的に合った学部を選べるようになるので、入学後に後悔しない大学生活を送ることができます。

大事なのは「自分の良い所・悪い所」や、自分の好き嫌いを自分で考えて、他人の意見も取り入れることです。

主観と客観の両側から分析することで自身に対する理解が深まり、大学の学部選びだけでなく今後の人生において大きなヒントを得られることでしょう。

興味や関心のある内容を学べる

大学では4年という長い期間、自分の選択した学部で過ごします。そのため、大学生活を有意義に過ごすためには、自分の興味や関心のある内容を学べる学部を選ぶことが大切になります。

まずは、自分自身で興味のある学部について調べてみましょう。
たとえば、あなたが経済学部に興味があるとします。その場合、「経済とは何か?」を調べたり、「マクロ経済やミクロ経済とは何か?」などを調べたりして、興味のある学部のシラバス(大学における講義の内容やスケジュール、または成績の評価の方法など「授業計画」が詳しくまとめられた資料のこと)を探してみましょう。

シラバスを参考にすれば、学べる内容のカリキュラムが分かり、それぞれの授業で具体的に何を学べるかが明確になります。

自分の将来から逆算する

将来就きたい職業などをイメージし、仕事に活かせる内容を学べる学部を選ぶのも一つの方法です。

自分の将来をより具体的にイメージするためには、自分の求める就労時間や仕事内容・業務形態・年収において、大まかに書き出してみましょう。自分が求めている将来像を把握しておくことで、目的に合った学部を選べるようになります。

仮に、自分の将来に対してあまりイメージできない場合は、どの職業にも就きやすい学部を選ぶと良いでしょう。

<例>

経済学部の人気就職先 外国語学部の人気就職先 理工学部の人気就職先
・金融系
・公務員
・商社
・メーカー
・製造業
・金融系
・メーカー
・ITコンサルティング
・公務員
・情報通信系
・メーカー
・建設業
・サービス業
・金融系

将来の夢や目標が決まっているのであれば「専門的な内容を学べる学部」を選び、そうでなければ「職業選択の幅を狭めない学部」を選びましょう。

どんな大学生活を送りたいか考える

どの大学の学部にも、それぞれの個性があります。

大学によって様々なので一概には言えませんが、経済学部や経営学部などは多彩な人が多い傾向があり、情報学部や法学部、文学部などの専門性が高い学部は落ち着いた人が多い傾向にあります。

行きたい学部の雰囲気を知りたいなら、オープンキャンパスや口コミなどをチェックしたり、その大学・学部に通っている先輩の話を聞いてみると良いでしょう。

学費も視野に入れる

家庭の経済状況等も視野に入れつつ、行きたい大学の学部を絞っていくやり方もあります。
経済的に裕福な家庭であれば、親が学費を負担してくれることが多いですが、一般的な家庭だと学科によっては現実的に厳しい可能性もあります。

ここで一度、進学費用について確認しておきましょう。

文部科学省の「我が国の教育水準と教育費」によると、公立大学にかかる4年間の費用は392万円、国公立大学は436万6,400円、私立大学は623万9,600円かかることが分かります。

医療系の学部は、実習や実験・実験器具に費用がかかるので、学費が高い傾向にあります。一方で経済学部や情報学部などは、授業のほとんどが講義なので、比較的安い傾向にあります。

仮に、奨学金を借りて進学する方法もありますが、大学卒業後に返済していかなければなりません。特に行きたい大学が決まっていない場合は、卒業までにかかる費用も視野に入れて学部を選びましょう。

大学の学部一覧【文系】

講義を受ける大学生、大学の文系の学部一覧

ここまで学部選びのポイントを紹介してきましたが、実際に大学にはどのような学部があるのでしょうか。

次の5つは、大学の文系学部の代表例です。

  • 経済学部
  • 経営学部
  • 文学部
  • 外国語学部
  • 法学部

それぞれの学部の特徴を見ていきましょう。

経済学部

経済学部では、人々の消費行動や企業の活動、国全体の財政状況や国際的な資金の流れなどを学びます。

人々の消費行動や企業の活動など、個々の経済活動に注目してお金の流れを学んでいくミクロ経済や、政府や企業などのスケールの大きなものに焦点を当てて学んでいくマクロ経済など、専門的な経済学を学ぶことができます。

商社や流通、メーカー、銀行、IT関係など、幅広いジャンルの就職先を選択できるので、将来したいことが具体的に決まっていない人におすすめの学部です。

経営学部

経営学部はその名の通り、企業の経営管理を学ぶ学部です。
具体的には、経営戦略や資金調達、人を管理するマネジメントなどを学びます。

実際に活動している企業と連携し、商品開発などの実践的な勉強もできるのも経営学部の特徴です。経営学部は文系学部の中でも専門性の高い学部で座学・実技の双方から「人・モノ・お金」の使い方や管理方法を学べるので、自ら会社を起業したい人におすすめの学部です。

文学部

文学部では、これまで人間が歴史の中で創り上げてきた文化を対象とし、さまざまな視点から研究します。
具体的には、歴史・地理学、宗教学、考古学などを学びます。

非常に幅広いジャンルを専門的に学べるので、歴史に興味のある人にとってはまさに学びの宝庫でしょう。

ただし、古典や海外文化、近代文化、現代文化など、学べるジャンルは大学によって大きく異なっています。学びたいジャンルが決まっている人は、シラバスを参考にして大学を選ぶようにしましょう。

外国語学部

外国語学部では主に、英語や中国語、スペイン語、ドイツ語などを学ぶ語学研究と、その国の文化や歴史などを学ぶ地域研究の2つを学びます。

言葉を学ぶだけでなく、その国の文化や歴史なども同時に学べるので、特定の国に特化した専門的な知識を得ることができます。

また、外国語学部には海外からの留学生も多く、海外留学に行く人の割合が半数以上の大学もあります。そのため、日常レベルで外国語を学べる機会が多い学部でもあります。

外国語を話せるようになりたい人だけでなく、海外の文化や歴史に興味のある人にもおすすめの学部です。

法学部

法学部は、憲法、刑法、民法、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法の六法を基本とし、実際に法律がどのような使われ方をしているのかなどを研究する学部です。
文系学部の中でも非常に専門的で学ぶ内容も難しいので、弁護士や裁判官、行政書士などの難関資格の取得を目指す人におすすめです。

また、六法の他に国際法や知的財産法など、現在注目を浴びている科目を取り上げている大学も多くあります。

法学部は総じて偏差値が高めで入学は決して簡単ではないですが「大学4年間しっかりと勉強したい」と考えている高校生は、法学部に挑戦してみるのも一つの道ですね。

大学の学部一覧【理系】

研究室で実験をする大学生、大学の理系の学部一覧

理系学部では、文系学部以上の専門性を問われるので、その分必要な勉強時間も多い傾向があります。文系学部に比べて選択肢も狭まるので、将来就きたい職業が決まっている人におすすめです。

代表的な理系学部を幾つか紹介します。

  • 理学部
  • 情報学部
  • 医学部
  • 工学部
  • 看護学部

それぞれ見ていきましょう。

理学部

理学部では、高校で習う理数系の科目をより専門的に学びます。
具体的には、地球の気候や地質、ウイルスなどの自然科学全般に焦点を当てて学んでいき、宇宙や地球温暖化の解決などの研究が進んでいない領域も深く学びます。

専門性が高い分、現代社会の問題を解決するような大発見ができる可能性がある学部です。

大学卒業後の進路は、6割程度が化学メーカーや電機メーカーなどの企業に就職して、残りの4割程度が大学院に進学する傾向があります。

情報学部

情報系学部では、主にプログラミングを用いて情報分析をしたり、パソコンの周辺機器の名称などを学んだりします。昔から電子機器が好きで、日常的に触っていた人にとっては非常に興味深い内容を学べる学部です。

近年のIT化に伴い、その需要はグングン拡大しています。そのため、情報学部で学べることは、時代が加速するにつれ価値が高まります。

「将来エンジニアになりたい」「テクノロジーで世界を変えたい」と考えている人などに、情報学部はおすすめです。

医学部

医学部は、大学にある全学部の中で最も難易度の高い学部です。
医学部に入ると6年間の終了必要期間で、医者になるために必要な知識や技術、心構えなどを座学・実技の双方で学びます。

6年間の修了期間をクリアすると、最後に医師国家試験が待ち構えています。この試験に受かれば、2年間の「初期臨床研修」、3年間の「後期医療研修」を経て、一人前の医師として働き始めます。

成績上位で一握りの方しか入学できず、努力が必要な学部ではありますが、将来的に仕事のやりがいや収入で返ってくるリターンが大きいのも特徴です。

工学部

モノを作る研究に没頭したい人は、工学部がおすすめです。
工学部では電気系や建築系、化学系、機械系、ITなどの専門領域において広い視野を持ち、将来的に身近な生活を便利にする開発をすることを目標としています。

また、工学部では建築士や自動車整備士などの専門的な資格だけでなく、教員免許などの一般的な資格も取得できるので、「ものづくりが好き」「理数系が得意」といった高校生におすすめしたい学部です。

看護学部

看護学部は、看護師や保健師、助産師を要請する学部で、看護師として必要な知識や技術を学びます。
看護学部を修了し、看護師国家試験に合格できれば看護師として勤務スタートとなります。

看護学部と耳にすれば、病院やクリニックで働く看護師をイメージする人も多いと思いますが、看護学部で教員養成課程の単位を取得すれば、保健室の先生になることも可能です。

「看護師としても働きたいけど、学校の先生にも興味がある」という人も、看護学部に進んでみるのもいいかもしれません。



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まとめ

大学の学部を決めた高校生

今回は、大学の学部の選び方、文系・理系ごとに大学の学部をご紹介しました。
大学名で大学を決めたり、名前だけで学部を決めたりする高校生は多いですが、最も大切なのは「大学に入学してから何を学ぶか」です。

自分が本当に学びたいことを学べる学部に入ることで、大学生活の4年間が有意義になり、将来やりたい仕事に就ける可能性が高くなります

本当に学びたいことを見つけるためには、まずは自分自身のことを深く知り、その上でシラバスや先輩の声などを参考にしながら一つひとつ条件を絞っていきましょう。

ぜひ、この記事を参考に、後悔しない学部選びをしてください。

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