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【初実施】大学入学共通テストの第一日程の平均点は例年並みに!

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【初実施】大学入学共通テストの第一日程の平均点は例年並みに!

受験生の大多数が第一日程を選択

2021年1月16日(土)・17日(日)に大学入学共通テストが全国681会場で実施されました。志願者は535,245人(昨年より22,454人減)でした。今年は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、試験日程を第一日程(1/16・17)と第二日程(1/30・31)から選択できましたが、多くの受験生が第一日程を選択し、第二日程を選択した受験生はわずか718名でした。

北海道稚内市の試験会場では暴風雪により1日目の試験が実施できず1/30に延期(2日目は予定通り実施)となりました。1日目の全教科が実施できず延期になったのは1979年に始まった共通1次試験を通して初めてのトラブルとなりました。それ以外は大きな混乱もなく、第一日程の試験が終了しました。

受験生の大多数が第一日程を選択

出題傾向と今後の対策

大学入学共通テストでは、昨年まで実施していた大学入試センター試験と比べ、思考力、判断力、表現力を問う問題が多く出題されました。

例えば英語(リーディング)では文法問題がなくなり、すべて読解問題となりました。問題のワード数が4,384語から5,340語に約1,000語増加し、ページ数が26ページから32ページに大幅に増加しました。単純な知識問題が減少し、たくさんある文章、資料、図、データを読み込み、限られた試験時間内に整理し、考察し、解答する必要がありました。

英語以外の他の科目も同様の傾向で、受験生にとっては厳しい試験であったと思われます。単純な知識問題や、パターン問題が減少し、今後の対策としてしっかりと分析、考察する力が必要となります。また、膨大な情報を短時間で処理する力も必要です。これらの力はすぐに身につくものではありませんので、日ごろから意識する必要があります。

結果的には平均点が例年並みではありましたが、過去問が利用できず、試験対策が難しかったといえます。さらに新型コロナウイルス感染症拡大という非常事態の中での試験となり、今年の受験生にとっては非常に厳しい試験となりました。

共通テストの出題傾向と今後の対策

難化予想と異なり平均点は例年並みに

大学入試の難化予想と異なり平均点は例年並みに

知識偏重ではなく、知識の理解の質を問う問題や、思考力、判断力、表現力等を発揮して解くことが求められる問題が出題されました。共通テスト実施にあたって2度の試行調査が行われ、これまでのセンター試験の出題方針や問題形式が大きく変わり、難易度の高い問題だったため、今年の共通テストは難化し、平均点が下がることが予想されていました。

しかし、変更初年度となるためか、出題傾向は大きく変化しましたが難易度が調整され、科目ごとに差はありますが、全体的に平均点は例年並みとなりました。数学は、試行調査時の平均点が30点台と相当低く、注目の科目でしたが、平均点は上昇しました。

理科と公民で得点調整

理科②で生物と化学、公民の倫理と政治・経済との間で平均点差が20点以上となり、試験問題の難易度にも差があったため得点調整が行われました。理科②では、生物を基準として、化学、物理の点数が、公民では倫理を基準として、現代社会、政治・経済の点数が調整されました。化学では最大で9点アップするなど、国公立大学のボーダーラインに影響がでました。

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