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【大学受験】夏休みの平均勉強時間はどのくらい?メリハリをつけて取り組むための工夫も紹介

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【大学受験】夏休みの平均勉強時間はどのくらい?メリハリをつけて取り組むための工夫も紹介

大学受験合格を目指す高校生にとって、夏休みは集中して勉強に取り組み、学力をじっくり引き上げられる貴重な期間です。

特に受験を間近に控える高校3年生にとっては、勉強に追い込みをかける絶好のタイミングでもあり、ここでの頑張りが合否を左右すると言っても過言ではありません。

では大学受験に合格するためには、夏休みにどのくらい勉強時間を確保するべきなのでしょうか。

受験生の中には「周りが夏休みにどのくらい勉強しているのか気になるけど、聞きにくい…」「今の勉強時間で足りているのかな…」と不安に思っている方も多いことでしょう。

この記事では、大学受験に向けた夏休みの平均勉強時間について解説します。さらに、メリハリをつけ、集中力やモチベーションを保ちながら勉強に向かうための工夫もご紹介する内容です。

受験を控えている方や夏休みの勉強に不安を抱えている方は、ぜひお読みください。


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高校3年間で取り組むべき勉強時間の目安

そもそも大学受験に合格するためには、高校3年間で何時間程度の勉強が必要なのでしょうか。

受験勉強は「何時間やったら必ず合格できる」と一概に言えるものではなく、志望校や自身の学力によって必要となる量は異なります。

そのため、ここでは一般的に必要とされる勉強時間の目安を「国公立大学を受験する場合」と「私立大学を受験する場合」に分けてお伝えします。

国公立大学を受験する場合

国公立大学の受験では、共通テストの5教科7科目に加え、大学ごとに行われる個別試験の対策も行わなければならないため、多くの勉強時間が必要になるのが基本です。

3年間で取り組むべき勉強時間は、一般的に以下のように言われています。

  • 文系…4000〜6600時間
  • 理系…5300〜9000時間

単純計算すると、上記の勉強時間を3年間でこなすには、1年生のうちから1日4〜8時間勉強する必要があることになります。

もちろん、部活等がある中で毎日4〜8時間もの時間を勉強に費やすのは難しいでしょう。多くの場合、3年生になって受験モードに突入すれば、これまで以上に多くの勉強時間を確保できるようになります。

しかし、国公立大学の受験ではこれだけ多くの勉強時間を必要とするため、3年生になってから勉強を始めるのでは間に合いません

国公立大学への進学を志望している方は、受験勉強がハードであることを念頭に置き、できるだけ早いうちからコツコツと学習を積み重ねておく必要があるでしょう。

私立大学を受験する場合

私立大学の受験科目は基本的に3科目となっているため、国公立大学に比べると、必要とされる勉強時間はやや短くなります。

3年間で取り組むべき勉強時間の目安は、以下の通りです。

  • 文系…2200〜3600時間
  • 理系…2600〜5100時間

ただし、私立大学の受験は、学校によって試験の難易度やボーダーラインに大きな差があることに注意が必要です。

特に難関校や倍率の高い大学では、1点の差が明暗を分けることも多く、少しでも高得点を取れるよう対策をする必要があります。

私立大学を志望する場合も、なるべく早いうちから勉強を習慣化し、取りこぼしをなくしておくに越したことはないのです。

上記の勉強時間を目安に、3年間をかけて各科目を深く勉強するつもりで、日々の勉強に取り組みましょう。

【学年別】夏休みの1日あたりの平均勉強時間と意識するポイント

ここでは、実際に大学受験に合格した人たちの夏休みの平均勉強時間を、学年別に解説します。

まず念頭に置いていただきたいのは、「勉強の成果は時間だけに比例するものではない」ということです。

時間を費やすことはもちろん必要ですが、大切なのは、その量に質が伴っていることです。

そのため、ここでは平均勉強時間と併せて、夏休みの学習で特に意識するべきポイントや内容についても触れていきます。

ぜひ、以下の平均勉強時間を参考に、質の高い学習を行うよう心がけてくださいね。

1年生の夏休みの平均勉強時間

1年生の夏休みは、高校での勉強が始まって4ヶ月が経った頃。大学受験もまだ遠く感じることでしょう。そんな1年生の夏休みの平均勉強時間は、1日3〜4時間です。

では、この3〜4時間の中で、具体的にどのような学習に取り組むべきなのでしょうか。
1年生の夏休みの勉強で大切なポイントは、「学習習慣の確立」と「基礎固め」の2つです。

1年生の夏休みのうちに毎日3〜4時間机に向かい、自らを律して勉強する習慣を身に付けておくと、3年生になった時、抵抗感なく長時間の学習に取り組むことができます。

また、学習はすべてが積み重ねです。中学校で学んだ内容や、高校に入ってから学んだ内容に取りこぼしがないよう、しっかりと復習をして基礎を固めましょう。

このように1年生の夏休みは、学習習慣の確立と基礎基本をメインに、1日3〜4時間の勉強を行うのが理想です。

高校2年生の夏休みの平均勉強時間

2年生の夏休みの平均勉強時間は、1日4〜6時間となっています。

2年生の夏休みのポイントは、「長時間の勉強に慣れること」と「対策に時間を要する教科の学習に着手すること」です。

1日の中で4〜6時間を勉強に充てるためには、「午前だけ」「夜だけ」などと時間を限定して取り組むわけにはいきません。

1日の生活時間を12時間とすれば、その3分の1〜半分程度は勉強に充てることになります。従って、まとまった時間、集中して勉強することに慣れる必要があるのです。

また、「英語」は文系でも理系でも必須となる受験科目です。多くの単語を覚えたり、学校ごとの出題傾向に合わせた勉強をしたりと対策に時間がかかりやすいので、この時期から着手するとよいでしょう。

2年生の夏休みは、これらのことを意識して、1日4〜6時間を目安に勉強に取り組むようにしましょう。

高校3年生の夏休みの平均勉強時間

3年生の夏休みの平均勉強時間は、1日8〜10時間です。受験生になると、1日の生活時間のほとんどを勉強に充てる人が多いと言えるでしょう。

受験前最後の夏休みに、特に重きを置くべき勉強内容については、次の項で詳しく解説します。

そして、勉強内容と併せてこの時期に大切なのは、「合格ラインに対する自分の位置を的確に把握すること」と「少しでも多くの時間を捻出して勉強に充てること」です。

受験生の夏は、学習の質はもちろんのこと、量をこなすことも重要になります。

偏差値などを通して、自分が合格に近い位置にいるのか、まだまだ努力が必要な段階なのかを客観的に理解すると共に、日々の中でできる限りの時間を勉強に充てていきましょう。

より多くの勉強時間を捻出するためには、「隙間時間」を活用するのがおすすめです。

お風呂に入りながら暗記をしたり、歯磨きをしながらその日の復習をしたりと、些細な時間を有効に使う意識をするだけで、より多くの勉強時間を確保できます。

3年生の夏休みは、1日8〜10時間を目安に机に向かい、隙間時間も活用しながらよりたくさん勉強できるよう意識しましょう。

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受験前最後の夏休みはどのような勉強をするべき?

高校3年生の夏休みは、大学受験に向けて最も勉強時間を確保できる貴重な期間です。

既にお伝えした通り、この時期の受験勉強は、1日1日「量」と「質」の両方を意識して取り組むことがとても大切になります。

長時間勉強することだけでなく、「どのような内容に取り組むか」も重要になってくるのです。

そこでここでは、高校3年生の夏休みの受験勉強で特に力を入れて取り組むべき内容について解説します。

基礎を再度しっかりと固める

高校3年生の夏休みに必ず取り組んでほしい受験勉強は、基礎を固めることです。

受験対策では、志望校の傾向を掴むことが非常に大切ですが、それと同じくらい、基礎基本の土台をしっかりと固めて再構築することが重要になります。

なぜなら、多くの大学の受験では、標準レベルの典型的な問題の正答率で、合否が分かれるからです。

基礎をきちんと理解し、「確かな学力」として定着させておけば、自ずと入試問題での正答率が上がるほか、発展的な問題に対応する思考力も身に付いていきます。

文系なら「英語」と「国語」、理系なら「英語」と「数学」は、周りのライバルとの差がつきやすい科目です。特に意識して集中的に基礎力アップを図りましょう。

高校3年生の夏休みは今一度基礎に立ち返って勉強し、理解が曖昧な部分を取り除いておきましょう。

志望校の試験を踏まえた対策

志望校に合わせた試験対策は、高校3年生の夏休みに特にやるべき勉強の一つです。

まずは、受験科目や配点、出題範囲の指定があるかどうかなど、志望校の入試概要について今一度確認をしましょう。

そのうえで、時間をたっぷりと使える夏休みは、配点の高い科目や勉強が足りていない科目に力を注いで学習するのがおすすめです。

すべての受験科目をがむしゃらに勉強するのではなく、志望校が特にどの科目を重視しているかを捉え、自分の得意・不得意と照らし合わせながら対策をすることが求められます。

そして一通り勉強が完了したら、過去問題を繰り返し解き、志望校の出題傾向に慣れていきましょう

高校3年生の夏休みは、このような志望校に合わせた対策を有効的に行なうことが大切です。

得意科目の応用力伸長

受験前最後の夏休みには、苦手科目の対策だけでなく、得意科目の力を伸ばすことにも意識を向けて勉強しましょう。

得意科目の試験は、合格を掴むうえで重要な科目です。基本的な問題のみならず、応用問題でも点数を取れるようにすれば、周りの受験生に差をつけ、より合格の可能性を上げられます。

そのためにも、夏休みの時間を使って、過去問題や演習問題を数多くこなしましょう。よく出される問題の傾向を分析し、それらに対する解き方のポイントを押さえることが大切です。

高校3年生の夏休みは、得意科目で高得点を取れるよう、応用力を伸ばしていきましょう。

夏休みの受験勉強にメリハリをつけるための工夫

夏休みの期間中、たくさんの時間を勉強に費やそうと意気込む受験生は多いでしょう。

そこで大きな課題となるのは、自由に使える時間が多い環境下で、モチベーションや集中力を高く維持することではないでしょうか。

長時間の受験勉強を質の高いものにするためには、時間や気持ちにメリハリをつけることが肝心です。

ここでは、メリハリをつけて夏休みの受験勉強を乗り切るためにできる工夫をご紹介します。

毎日の生活パターンを決める

最初におすすめする工夫は、日々の生活パターンを固定化することです。

「何時から何時は勉強」「何時になったら食事」というように、1日の流れをルーティン化すると、生活リズムができ、メリハリをつけて受験勉強に取り組めます。

特に朝は1日の中で集中力が最も高く、勉強に最適な時間帯です。毎朝早起きをして、20分程度でも勉強することを毎日のルーティンにしてみましょう。

なお、夏休みは長いため、生活パターンを決める際は「深夜まで勉強」など無理な予定の組み方はせず、毎日規則正しくこなせるルーティンにする必要があります。

毎日の生活パターンをルーティン化すると、時間を意識しながら1日を過ごせるようになるため、集中力やモチベーションが上がり、受験勉強の質も上がるのです。

スマホやゲームなどの使用時間を決めておく

スマホやゲームといった娯楽に費やす時間をあらかじめ決めておくことも、夏休みの生活にメリハリをつけて受験勉強するために有効な方法です。

スマホやゲームは、熱中するとあっという間に時間が経ってしまいます。つい歯止めが効かなくなり「なかなか勉強を始められなかった」ということにもなりかねません。

そのような事態を防ぐために、スマホやゲームに触れる時間は「1日何分間」と決めてしまいましょう。この工夫1つで、集中して机に向かう時間は自ずと増えていくはずです。

また、スマホやゲームを手放す習慣をつけることは、夏休みだけに限らず、受験までの期間全体を通じて勉強の効率を上げることにつながるでしょう。

このように、依存してしまいがちなものを意識的に制限し、けじめをつけながら受験勉強に取り組みましょう。

ポモドーロテクニックを応用

ポモドーロテクニックをご存じでしょうか。

「25分間の作業と5分間の休憩」を1サイクルとし、集中力やモチベーションの低下を感じる前に小休憩を挟む方法です。

ポモドーロテクニックは、このサイクルを繰り返しながら作業を進めていく時間管理手法で、勉強や仕事をする際に多く用いられます。

勉強の効率や質を上げることができると言われていますが、「25分」という時間は、勉強に慣れていない人は長く感じ、勉強に慣れている人はせっかく高まっている集中力が途切れてしまう時間です。

しかし、ずっと勉強を続けているよりも、休憩を挟んでリフレッシュした方が疲れがたまりにくいのは事実です。

「25分」という時間制限に囚われず、自分の集中力が切れたタイミングで上手く休憩を挟んでいくとモチベーションを維持できるでしょう。

長時間机に向かう夏休みこそ、時間にメリハリをつけ、勉強の質を高めることを意識してください。

勉強する場所を変える

1日のほとんどを勉強に充てる受験生の夏休みは、毎日が変わり映えなく感じやすいものです。そんな時は、いつもと勉強する場所を変えてみましょう。

場所を移動して景色を変えると、気持ちがリフレッシュし、再び集中して勉強に取り組めるようになります。

例えば「午前中は自宅、午後は図書館」というように時間で区切って場所を移動するといった具合です。

このほかにも、自宅以外の場所で勉強する曜日をつくったり、カフェなどを利用したりすることも考えられます。

このように、いつもと違う場所で勉強する時間を設けると、気持ちにメリハリがつき、集中力を高く維持できるのです。

思い切って休む日をつくる

夏休みは1ヶ月以上にも及びます。毎日朝から晩まで受験勉強でモチベーションの維持が難しくなってきたら、思い切ってリフレッシュする日を設けるのもよい手段です。

この際大切なのは、休む日は事前に決めておくことです。「この日をリフレッシュの日にしよう」と前もって予定を立てておけば、当日までの期間、より受験勉強に身を入れて取り組めます。

また、あらかじめ決めておいた日であれば、当日を目一杯楽しみ、翌日から気持ちを切り替えて、再び勉強にパワーを注ぐこともできるでしょう。

受験勉強は、長期戦です。夏休みを有効な時間にするためにも、時には思い切って息抜きの日を設け、気持ちにメリハリをつけながら取り組みましょう。

まとめ

大学受験は、人生の中でも特に大きな関門の一つです。

その勉強にかけるべき時間は、私立大学で数千時間、国公立大学では5000時間以上にも及ぶと言われています。

特に夏休みは、まとまった勉強時間を確保できる貴重な期間です。実際に大学受験に合格した人の1日あたりの平均勉強時間は、1年生の時で3〜4時間、2年生の時には4〜6時間、3年生になると8〜12時間になります。

1年生の頃から学習習慣の確立や基礎固めをコツコツと行い、いざ受験生になったら、1日の生活時間の多くを勉強に費やすケースが多いと言えるでしょう。

一方で、夏休みは自由に使える時間が多いぶん、集中力やモチベーションを高い状態で維持することが難しくなります。

生活パターンを固定化したり、思い切って休む日を設けたりと、時間や気持ちにメリハリをつけるための工夫が大切ですが、膨大な勉強時間の管理は自分一人ではなかなかできません。

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ぜひ、夏休みはこれらの工夫を取り入れながら、1日1日有意義な学習を積み重ねると共に多くの勉強時間を確保し、自信を持って大学受験に挑めるようにしてください。


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