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関関同立に学校推薦型選抜(指定校制)で進学するには?仕組みやポイントを解説

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関関同立に学校推薦型選抜(指定校制)で進学するには?仕組みやポイントを解説

大学受験には様々な入試方法があり、関関同立合格を目指している受験生の中にも、「学校推薦型選抜(指定校制)ってどんな入試方法なんだろう」と疑問に思っている人は多いのではないでしょうか。

同じ推薦型選抜でも公募制とは仕組みや選抜方法が異なります。学校推薦型選抜(指定校制)で関関同立への入学を目指す場合は、どのような対策が必要なのか理解しておく必要があるでしょう。

本記事では、指定校推薦とはどのような選考なのか、関関関同立の指定校推薦で行われる試験内容について解説しています。

学校推薦型選抜(指定校制)で入学するメリット・デメリットについても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。



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学校推薦型選抜(指定校制)の選考方法

学校推薦型選抜(指定校制)とは、大学から指定された高校に所属する生徒のみが出願できる選考方法です。

指定校の枠は大学が、各高校の進学実績を参考に募集先を定めています。そのため、自分の通っている高校が志望する大学から指定されていなければ利用することができません

募集枠は一つの高校から1〜3人程度と少数のため、校内選考を受ける必要があります。校内選考の内容は各高校の審査基準があり公開されていません。

高校1年生からの評定平均を主に比較しながら、部活動や生徒会活動、学外でのボランティア、出席日数などを参考に校内選考を実施している高校が多いのが特徴です。

公募制との違い

指定校制の推薦と公募制の推薦は、同じ学校推薦型選抜の枠組みですが、選抜方法は大きく異なります。

高校の校内選考を通過した限られた方のみが指定校制の推薦で受験できるため、一般的には指定校制の方が公募制よりも合格率が高い傾向にあります。指定校制は専願での受験となるため、必ずその大学に進学しなければいけません。

公募制推薦に関しては、大学の出願条件と校長の推薦があれば、どの高校からでも受験が可能となります。しかし、指定校推薦とは違い、一般入試と同じく試験があるため不合格となることもあります。

また、指定校制の枠に国公立大学はありませんが、公募制推薦は国公立大学も実施していることもあります。

関関同立は学校推薦型選抜(指定校制)で受験可能か?

関関同立は学校推薦型選抜(指定校制)で受験することは可能です。

しかし、実際に受験できるかどうかは在籍している高校に指定校制の枠があるかによって異なります。

もともと関関同立の学校推薦型選抜(指定校制)が用意されていなかったり、去年まで枠はあったが今年はなくなっている可能性もあります。

大学の情報では、学校推薦型選抜(指定校制)の枠をどの高校にどれだけの数を用意しているかは公表してません。

学校推薦型選抜(指定校制)で関関同立への受験を考えている方は、まずは高校の先生に相談してみましょう。

関関同立で学校推薦型選抜(指定校制)を実施している学部

関関同立の学校推薦型選抜の指定校制に関しては、一部の学部のみが実施しており、2024年度に募集していた学部は以下の通りです。
※関西学院大学のみ2023年度の実績です。

関西大学環境都市工学部
システム理工学部
化学生命工学部
商学部
同志社大学理工学部
文化情報学部
神学部
文学部
経済学部
法学部
社会学部
グローバル地域文化学部
グローバル・コミュニケーション学部
心理学部
スポーツ健康科学部
立命館大学法学部
経済学部
経営学部
産業社会学部
文学部
理工学部
国際関係学部
政策科学部
情報理工学部
映像学部
薬学部
生命科学部
スポーツ健康科学部
総合心理学部
食マネジメント学部
グローバル教養学部
関西学院大学  神学部
文学部
社会学部
法学部
経済学部
商学部
総合政策学部
人間福祉学部
教育学部
国際学部
理学部
工学部
生命環境学部
建築学部

同志社大学と関西大学の商学部では、書類審査・面接(口頭試問)・小論文の試験が出題され、関西大学の環境都市工学部・システム理工学部・化学生命工学部では、小論文の代わりに筆記試験や総合問題が出題される傾向にあります。

立命館大学と関西学院大学では、書類審査・面接が実施されます。小論文の出題はありませんが試験内容が見直される場合もあるため注意しましょう。

関関同立を学校推薦型選抜(指定校制)で進学するために知っておくべきこと

学校推薦型選抜(指定校制)の受験の流れは、一般入試や他の入試方法とは異なります。まずは受験の日程や受験資格について知っておくことが大切といえるでしょう。

ここからは受験の流れや受験条件について解説していきます。

出願日や受験日程のスケジュール

詳細な出願日や受験日程に関しては大学によって違いはありますが、関関同立の学校推薦型選抜(指定校制)の出願日は9月〜11月です。受験日程は10〜11月に実施され、11〜12月頃に合格が発表されます。

年内に合格が発表されるため、他の入試方法と比較し進路の決定が早い傾向です。

学校推薦型選抜(指定校制)の枠の条件

学校推薦型選抜(指定校制)は校内選考があるのが最大の特徴といえます。各大学の枠は少数のため、狭き門を突破しなければいけません。

校内選考は各高校で基準の比率は異なることもありますが、主に以下の4点で評価されます。

  • 評定平均
  • 欠席日数
  • 部活動や委員会への活動実績
  • ボランティアなどの校外活動実績

特に比重が置かれているのは評定平均です。評定平均は高校1年生からの全科目の学科成績が反映され、5段階で評価されます。関関同立の学校推薦型選抜(指定校制)を利用するのであれば、評定平均4以上の成績は必要になるでしょう。

関関同立の学校推薦型選抜(指定校制)で行われる試験内容

校内選考に選ばれたからといって油断はできません。

学校推薦型選抜(指定校制)では学科試験がない代わりに、志望理由書の記載や面接、小論文の試験が行われます。各大学によってどんな試験が実施されるかは異なるため、募集要項をしっかり確認しましょう。

ここからは関関同立で実施されることが多い試験内容や対策の仕方について解説していきます。

志望理由書

志望理由書とは、その大学や学部に進学したい理由や熱意を伝える書類です。学校推薦型選抜(指定校制)の場合は志望理由書の提出ではなく、願書に志望動機として問われることも多くあります。

なぜその大学を志望するのか、入学後に学習したいことは何なのか、将来どのような目標があってどうなりたいのか等、志望大学や学部と関連して記載できると好印象です。

「絶対にこの大学に入りたい!」という熱意や真摯が伝わる内容にすることが大切でしょう。

面接

関関同立の学校推薦型選抜(指定校制)は面接を実施するケースが多くあります。

面接の質問で多いのは、「志望した理由」や「高校時代に頑張ったこと」、「将来について」というような内容です。聞かれそうな質問内容は事前に洗い出しておいて、模擬面接を学校や塾の先生に実施してもらうといいでしょう。

学校推薦型選抜(指定校制)の試験は合格率が高いとはいえ、面接の印象次第では不合格になる可能性もゼロではありません。本番に自信をもって臨めるよう、面接対策を怠らないようにしましょう。

小論文

学校推薦型選抜(指定校制)の試験には小論文を実施する大学もあります。大学や進学予定の学部によって出題傾向は異なるため、事前に過去の先輩たちが実施したデータを確認して対策しておきましょう。

小論文を書く上でのポイントとして、「小論文特有の型を理解しておく」、「指定文字数の8〜9割は記載する」、「フォーマルな文章で書く」などを意識してください。

国語の先生に添削を依頼することで、より完成度の高い小論文を作成することができますのでおすすめです。



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関関同立を学校推薦型選抜(指定校制)で進学するのにおすすめな方

関関同立へ進学するには、学校推薦型選抜、総合型選抜そして一般入試など色々な進学方法があります。その中でも、学校推薦型選抜(指定校制)での進学を目指すのに適している方の特徴について、解説していきます。

模試は苦手だが高校の定期テストは得意

模試や実力テストは苦手だが、定期テストが得意な生徒は学校推薦型選抜(指定校制)での進学をおすすめします。

その理由は、学校推薦型選抜(指定校制)の校内選考で比較される評定平均は、定期テストの結果が大きく関係するからです。詳細な基準は高校によって異なりますが、上位20%以上の成績をとることができれば、評定平均は4以上を獲得できるケースが多いでしょう。

ただし、定期テストの点数だけでなく提出物や授業態度なども評価の対象となるため、日頃から授業態度には気をつけなければいけません。

また、5教科のみではなく実技教科の成績も評定平均に反映されるため注意しましょう。

苦手科目が少ない

苦手科目が少ない方も学校推薦型選抜(指定校制)での進学がおすすめします。

私立大学の一般入試は、受験する学部により異なりますが3教科での受験が一般的なため、得意科目を選択して受験することが可能です

一方、学校推薦型選抜(指定校制)は全科目の評定を参考に校内選考が行われます。そのため、苦手科目があると評定平均が低くなってしまい、学校推薦型選抜(指定校制)に受験する資格を得られない可能性があります。

高校1年生の頃から苦手科目が少なく、全科目平均して高得点を取れる方は、学校推薦型選抜(指定校制)での進学が向いているといえるでしょう。

英検を高校3年生までに取得する意欲がある

英検を高校3年生までに取得する意欲がある子も、学校推薦型選抜(指定校制)での進学がおすすめです。

英検は学校推薦型選抜(指定校制)の選抜に直接的な関係はありませんが、同じ評定平均の生徒同士で比べた際に、英検を取得している方としていない方では、取得している方が選抜される可能性が高いです

もし、学校推薦型選抜(指定校制)で進学ができなかったとしても、関関同立の公募制の推薦では英検取得を条件としている学部もあるため取得しておいて損することはありません。

関関同立の合格を視野に入れて英検を取得する際は、公募制の推薦にも利用できる2級~準1級を目指しましょう。

関関同立を学校推薦型選抜(指定校制)で入学するメリット

大学受験は各受験方法のメリットを把握したうえで、自分に合った受験方法を選ぶことが大切です。

関関同立へ学校推薦型選抜(指定校制)で入学するメリットとして、校内選考に選ばれるとほぼ合格できることや費用が安く済むこと、自分の学力以上の大学を目指せるなどのメリットがあげられます。

ここからは学校推薦型選抜(指定校制)で関関同立へ入学するメリットを詳しくご紹介します。

校内選抜に選ばれるとほぼ合格できる

学校推薦型選抜(指定校制)のメリットは、校内選考さえ通過できれば、大きな問題を起こさない限りほぼ合格できる点です。

学校推薦型選抜(指定校制)は、大学が高校へ数名程度の推薦枠を与え、優秀な生徒を大学へ入学してもらう制度です。そのため、不祥事を起こさない限り、不合格になることはめったにありません

数ある入試方法の中で、合格する可能性が高いものは多くありません。ほぼ合格を勝ち取れることが、学校推薦型選抜(指定校制)の最大の魅力といえるでしょう。

受験費用を安く抑えられる

一般入試と比較して受験料を安く抑えることができるのも学校推薦型選抜(指定校制)で進学するメリットの一つです。

一般入試は複数の志望大学を受験するのが定番ですが、大体の受験費用は1回約30,000円程度と決して安くありません。その点、「ほぼ合格できる」学校推薦型選抜(指定校制)は1回の受験費用で抑えることができます

他県の大学を受験する場合は交通費が高くつきますし、宿泊費がかかることもあるでしょう。学校推薦型選抜(指定校制)はトータルの大学受験でかかる費用を安く済ませることができるのです。

自分の学力以上の大学を目指せる

学校推薦型選抜(指定校制)で入学するメリットの三つ目は、自分の学力以上の大学を目指せることです。

学校推薦型選抜(指定校制)では、学力試験の代わりに面接や小論文を試験にしていることが多くあります。学力試験がないため、たとえ志望大学の合格ラインに偏差値が届いていなくても、普段から成績を上位におさめていれば、自身のレベルより高い大学を目指すことができます

志望大学に学力のレベルが達していないからと諦めずに、学校推薦型選抜(指定校制)の枠があれば挑戦してみてもいいでしょう。

関関同立を指定校推薦で入学するデメリット

学校推薦型選抜(指定校制)はメリットだけでなく、デメリットがあることも知っておきましょう。

関西でも人気の高い関関同立は学校推薦型選抜(指定校制)の枠が少なく、校内選考の枠に入るには厳しい選抜になります。

学校推薦型選抜(指定校制)の枠が少なく校内選考が厳しい

学校推薦型選抜(指定校制)のデメリットには、推薦の枠が少なく校内選考が厳しい点があげられます。特に関関同立は、関西私立大学のトップ校のため人気があります。

校内選考に選ばれるためには、高校1年生から定期テストで高得点を取って評定を気にしておく必要があります。関関同立を目指すのであれば、最低でも4,0以上の評定平均はほしいところです。

また、評定平均だけでなく部活動やボランティア活動などの課外活動に関しても加点されます。日頃の高校生活から定期テストの点数だけではなく、学業以外の学生生活でも評価されるように意識する必要があるでしょう。

他の大学との併願受験ができない

学校推薦型選抜(指定校制)は専願受験のため、合格が決まったら他の大学を受験することができません。

京都大学や大阪大学などの国公立大学の受験を考えている方は、滑り止めとして学校推薦型選抜(指定校制)を利用することができないため注意しましょう

なお、国公立大学は学校推薦型選抜(指定校制)がなく、国公立大学が実施しているのは、学校推薦型選抜(公募制)と総合型選抜が主となります。

学校推薦型選抜(指定校制)で進学した大学の中退がむずかしい

学校推薦型選抜(指定校制)で進学するデメリットの三つ目は、大学の中退がむずかしいことがあげられます。

大学は、高校からの推薦を受けた学生に対して、一定の信頼や期待を持って受け入れます。そのため、学校推薦型選抜(指定校制)で進学した学生が大学を中退してしまうと、高校側に失望や不信感を抱くことがあり、その高校の推薦枠がなくなる可能性もあります。

高校によっては学校推薦型選抜(指定校制)で進学した学生を対象に、入学後も成績調査面談を設けるところもあるほどです。学校推薦型選抜(指定校制)で進学する際は、出身高校の代表として大学側からみられることを意識しなければならないでしょう。



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まとめ

本記事では、学校推薦型選抜(指定校制)の選考方法や、関関同立へ学校推薦型選抜(指定校制)を利用して進学するために知っておきたいことについて解説しました。

関関同立へ学校推薦型選抜(指定校制)を利用して進学を考えている人は、高校1年生〜高校3年生の1学期までの評定平均が重要になります。評定平均が4以下だと、校内選考で選ばれる可能性は低くなってしまいます。そのため、日頃の定期テストや部活動、委員会活動にも力を入れながら高校生活を過ごすことが大切です。

関関同立へ学校推薦型選抜(指定校制)を利用して進学を考えている方は、本記事を参考にして対策していきましょう。

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