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進路が決まらない高校生の悩みを解決!方向性を定める考え方とは

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進路が決まらない高校生の悩みを解決!方向性を定める考え方とは

進路選択は、この先の人生に関わる大切な選択なだけに、高校生にとって大きな悩みとなりますよね。

「3年生になるのにまだ進路が決まっていない」「周りはみんな進路が決まっているのに自分だけ決まらない」などと焦りや不安を感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

この記事では、進路が決まらない時の考え方について解説します。

数ある進路の中から自分に合った道を選ぶための選択をして、一度きりの人生を悔いなく歩みましょう。ぜひ最後までお読みください。



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進路が決まらない高校生は意外と多い

高校卒業後の進路が決まらずに困っている高校生

周りを見ると、かなり早い段階から進路を決めて努力をしている人もいるでしょう。

しかし実際は、進路がなかなか決まらず悩む高校生はとても多いものです。

その背景には、高校生になるまでの間に、進路と関連付けながら学習に取り組む機会が少ない点が挙げられます。

小学校や中学校の学校教育では、当然ながら、将来どのような進路に進むかに関わらず、すべての教科をまんべんなく勉強します。

将来の夢や進路と関連付けながらこれらの勉強に取り組む人は、多くはいませんよね。高校受験の時を振り返っても、将来設計を明確に描いたうえで志望校を決めた人は少ないのではないでしょうか。

しかし、それが高校生になった途端に「将来なにをやりたいか」を考え、この先の人生に関わる大きな進路選択をしなければならないのです。

多くの高校生が進路を決められず悩んでしまうのも、無理はありません。

そのため、すぐに進路が決まらなくても焦る必要はありません。まずは一度焦りを手放し、じっくり考える時間を設けてみましょう。

進路が決まらないのはなぜ?

進路が決まらないのにはどのような理由があるのでしょうか。

「なぜ進路が決められないのか」を具体的に考えると、解決の手立てが見えてくるものです。まずは悩みの種を紐解いてみましょう。

進路が決まらない高校生の悩みとして多いのは、主に以下の二つです。

  • やりたいことが見つからない
  • 向いていることが分からない

それでは、一つずつ解説します。

やりたいことが見つからない

進路が決まらない高校生の悩みとして最も多いのは、やりたいことが見つからないケースです。

幼い頃から専門的な習い事をしていたり、特別に好きな教科や分野があったりしない限り、やりたいことが見つからないのはごく自然でしょう。

やりたいことは、無理に見つけるものではありません。身近な趣味や特技がやりたいことに繋がる場合もあります。やりたいこととは別に向いていることがある場合もあります。

「やりたいことが見つからない限り進路は決まらない」などということは、一切ないのです。

向いていることが分からない

進路活動では、将来なりたい職業や進学したい学校・学部・学科など、さまざまな選択をする必要がありますね。

その際「自分にはなにが向いているか分からない」と悩み、進路の方向性を決められないケースが多くあります。

向いていることは、「得意なこと」や「強み」とも言い換えられます。そしてそれは、勉強の教科に限った話ではありません。

例えば「人前に堂々と立てる」「一人で黙々と作業ができる」などの内面的な素質も、十分強みであり、向いていることです。

このように考えると、向いていることは必ず誰にでもあるのです。自信をなくす必要はありません。

進路の選択肢について知ろう

高校卒業後の進路について、相談している高校生の親子

進路を決めるためにはまず、進路の選択肢についてよく知っておく必要があります。

高校卒業後の進路にはどのような選択肢があるのでしょうか。

高校卒業後の進路を大きく分けると、大学や専門学校、短大への「進学」と「就職」の二通りです。

また、中には「語学留学」の道を選ぶ人もいます。

ではここからは、それぞれの進路について、特徴や違いを解説していきます。

大学

大学は学部にもよりますが、比較的選択できる科目が多く、自分が専攻する分野のほかにも、幅広い分野について勉強できます。

また、充実した施設や自由な雰囲気も大きな特徴です。

学業と両立してサークル活動を行うなど、自分なりの充実したキャンパスライフを送れるでしょう。

大学への進学には、以下のような人が向いています。

  • 幅広い分野を勉強したい人
  • サークル活動や部活動など学業以外の学生生活も充実させたい人
  • 将来の夢がまだ明確ではない人

夢は明確に決まっていないけど進学を希望する人は、大学への進学を中心に進路を考えると良いでしょう。

専門学校

専門学校は、専門的な知識や技術を習得するための学校です。

授業は専門分野についてのみ行われ、資格の取得を目指せるほか、実習などを通して実践的な技術も身に付けられます。

一方で、専門学校の年数は2年と短いため、短期間で多くのことを学ばなければならず、大学に比べると自由や余裕は少なくなる傾向があります。

専門学校への進学には、以下のような人が向いています。

  • 専門的な知識や技術を習得したい人
  • 短い年数で学び、なるべく早く社会に出て働きたい人
  • 将来の夢が明確に決まっている人

本気で目指すものや学びたい分野がある人は、専門学校への進学を中心に進路を考えても良いでしょう。

短大

短大の最も大きな特徴は、4年生大学に比べて短い期間で卒業できることです。修業年限は、多くの短大は2年、医療系など専門知識や技術の習得が必要な短大は3年と定められています。

また、教育系の短大では幼稚園教諭や保育士の免許が取得できたり、看護短大では看護師資格が取得できたりと、専門職業人材を積極的に育成している点も特徴として挙げられます。

短大への進学には、以下のような人が向いています。

  • 一般教養から専門領域まで幅広く学びたい人
  • 短い年数で学び、なるべく早く社会に出て働きたい人
  • 将来の夢が明確に決まっている人

将来の夢や学びたい分野が明確に決まっている人は、専門学校と併せて短大も考えてみると良いでしょう。

就職

高校卒業後の進路として、就職の道があります。

高校卒業後に就職する主なメリットは、以下の通りです。

  • 早く社会に出て自立できる
  • 学費がかからない
  • 一つの業界で着実に実力をつけられる

社会に出て働くと、学生とは違い大きな責任を背負うため、経済的にもしっかりと社会人として自立ができます。

また、職人や技術職を目指す人にとっては、なるべく早く現場に出て実力をつけた方が良い場合もあるでしょう。就職も立派な進路の一つです。

語学留学

近年、グローバル化によって、海外へ語学留学する人が増えてきています。

語学留学は大学在学中に短期留学として行く人が多いですが、早い時期から留学することで、大きな力を身につけることができます。

具体的には以下のようなメリットが得られます。

  • より早くより高度な英語を習得できる
  • 就職の選択肢や将来の可能性が大きく広がる
  • 国際的な交友関係を深く築ける

語学留学後に日本問わず海外の大学に進学することも可能です。

高校卒業後に海外の学校へ進むのは大きなチャレンジになりますが、国際的な仕事に興味がある人や自分の可能性を広げたいと考えている人は、思い切って語学留学をしてみるのも良いでしょう。

進路の方向性を定める3つの考え方

勉強している高校生、進路の方向性を定める考え方

進路の選択肢について知れたら、次は「自分がどのような方向に進んでいくか」を考えましょう。

進路を決めるうえで最も大切かつ難しいのが、この方向性を定める段階です。

なぜなら、方向性を定めるためには「こういう道に進みたい」という自分の意思を明確にする必要があるからです。

ここからは、進路の方向性を定めるための考え方をご紹介します。

「やりたいことが見つからない」「向いていることが分からない」と悩む人も、自分に合った考え方で進路の方向性を定められると思います。ぜひ参考にしてくださいね。

1.好きなことから考える

「やりたいことが見つからなくて進路が決まらない…」という人は、好きなことや興味があることから進路の方向性を考えるのがおすすめです。

まずは、授業で楽しいと思える教科や、日頃行っている趣味などを洗い出してみましょう。

「これが好き!」と思えるものが見つかったら、それと関連する方向で進路を考えてみましょう。明確な夢は決まっていなくても、好きなことなら楽しく取り組めるはずです。

ここまで方向性が定まったら、あとは具体的な進路を決めましょう。それぞれの進路の特徴を踏まえて、自分に適した道を選ぶと良いですね。

2.職業から逆算して考える

職業から逆算して進路の方向性を定めるのも良い手段です。

なんとなくでもいいので就いてみたい職業や、興味をもてる職業がある場合は、その職業について知る努力から始めてみましょう

「将来は海外ビジネスをやりたい」という抽象的な目標でも構いません。

インターネットで「〇〇(職業) なるには」などと検索すると、その職業に就くためにはどのような知識や技術、資格が必要で、それを学ぶためにはどのような進路を選ぶべきかの情報を得ることができます。

職業から逆算すると、明確に方向性を定められるため、軸をぶらさずに進路活動を進めることができるでしょう。

3.自己分析をして考える

「向いていることが分からず進路が決められない…」という人には、今一度このタイミングで自己分析することをおすすめします。

「どのような成功体験をしてきたか?」「自分の強みはなにか?」など、これまでの経験や自分の性格を改めて見つめ直し、自己分析してみましょう

勉強の得意・不得意だけでなく、人との関わりや集団における役割など多角的に自分を見つめ直すと、きっと自分に向いていることが見えてくるはずです。

また近年では、自分の性格から適した職業を診断できるツールが、インターネット上に多くあります。

これらを活用して向いていることを探し、進路の方向性を決めるのも一つの手段でしょう。

それでも方向性が定まらない時の3つの考え方

塾で進路の方向性のアドバイスを受ける高校生

ここまで、進路の方向性を定める際の考え方を3つ紹介してきました。しかし、時にはそれでも方向性が決まらない場合もあるでしょう。

ここからは、どうしても進路を決められず迷ってしまった時の考え方を紹介します。

1.周囲の人に相談する

なかなか進路の方向性が決まらず、自分を見失いそうな時は、周囲の人に頼ってみましょう。

例えば家族や親友など、自分を深く知ってくれている人に自分について尋ねると、客観的に自分自身を理解できます。

また、別の角度からアドバイスをしてくれる学校や塾の先生に相談してみてもいいいでしょう

そして自分の得意なことや強み、あるいは苦手なことや不向きなことが見えてくると、進路の方向性を絞りやすくなります。

進路の悩みは一人で抱え込まず、周囲の人に相談しながら、じっくり考えていきましょう。

2.学校の制度や雰囲気から考える

学校の制度や雰囲気から自分に合う進路選択をするのも良い手段です。

例えば特待制度や留学制度など、独自の制度を特色としてもつ学校は数多くあります。学校の雰囲気も千差万別です。

こうした学校ごとの制度や雰囲気を知るために、オープンキャンパスに参加するなど実際にさまざまな学校へ積極的に足を運んでみましょう

先生から直接説明を受けたり、実際に通っている学生の雰囲気を見たりすると、その場所で学ぶイメージをより鮮明に思い描けます。

このように、いくつかの学校を比較し、自分が「いいな」と感じる制度や雰囲気が見えてくると、方向性を絞って進路選びができます。

3.理想の生活から考える

学習面ではなく、生活面から進路の方向性を考えるやり方もあります。

高校卒業後、自分はどのような人生を送りたいか、どんな生活をしたいかを思い浮かべてみましょう。

例えば「通学時間を短くしたい」「部活動やアルバイトと学業を両立したい」など、高校卒業後の理想の生活は人によってさまざまです。

理想の生活がイメージできたら、それを叶えるためには、どのような道に進むべきかを考えてみてください。

「家から近い学校の中から選ぶ」「部活が盛んな大学を探す」など、進路を考える方向性が見えてきます。

進路を決める時の注意点

塾の先生の進路のアドバイスを受ける高校生

なかなか進路が決まらず悩んでいると、焦って判断を誤ったり、自分を見失ったりすることもあります。

進路選択は人生を左右する大切なものなので、進路を決める時は、以下の2つに注意してください。

投げやりな気持ちで決めない

なかなか進路が決まらなくても、「もうこれでいいや」と投げやりな気持ちで決めてはいけません。

高校卒業後の進路選択は、これまで以上に人生を左右するとても大事なことです。

新しい生活が始まってから後悔しないよう、しっかり自分と向き合って、納得のいく選択をしましょう。

知名度よりも「自分に合うか」を重視する

進路を決める時、「なるべく知名度のある学校へ」と考える人は多くいるでしょう。

もちろん、知名度のある学校が就職の際、有利に働く場合はあります。

しかし、知名度があるからといって、そこが自分に合う場所とは限りません。

「自分に合う場所」とは、学びたいことや理想の生活を実現できる場所、そして自分らしく前向きに楽しい毎日を過ごせる場所です。

進路を考える際は、知名度よりも「自分に合う」かどうかを基準に選ぶようにしましょう。



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まとめ

好きなことややりたいことが明確な人は、進路選択に悩むことはほとんどありません。

周囲にそのような友達が多いと、時期が迫ってくるに従って焦りを感じてしまうでしょう。

しかし多くの高校生が、やりたいことがはっきりと見つからなかったり、自分の向き不向きが分からなかったりして進路に悩む時期を経験しています。

「自分だけ」と不安を抱えず、家族や学校の先生にも相談しながら、じっくり考えてください。

また、進路が決まらないのには、人それぞれ理由があります。まずは、「自分がなぜ進路を決められずにいるのか」理由を知ることが大切です。

そしてその理由を踏まえて、この記事で紹介したような考え方で大まかな方向性を定め、具体的な進学先や就職先を決めていきます。

このステップを一つずつ進んでいけば、必ず自分が納得できる進路を選ぶことができるでしょう。

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